思春期(中高生)の皆さん!ワキ汗で困っていませんか?

『中高生の腋窩多汗症に対する認識調査:中高生患者と母親を対象としたインターネットアンケート調査』によると、中高生の90%以上が腋汗の多いことに“悩んでいる”ことが分かりました。しかし、保護者は子どもが腋汗について悩んでいると考えているのは65.6%と、中高生の回答に対し3分の1ほど少ない結果でした。腋汗の悩みに対して、保護者と子どもの考えにギャップがあることが明らかとなっています。                         腋に汗をたくさんかくことで、「洋服にできてしまった汗じみを人に見られたくない」「汗のにおいがしてしまったらどうしよう」などと気にして、人と話すことや出かけることを控えるなど、対人関係に影響することもあります。また、場合によっては「学校に行きたくない」と思ってしまう方もいるようです。                   緊張によって試験のときに汗をかきやすい、汗を気にして勉強や部活に集中できない、といった問題も起こっています。     腋の汗が多いことで「自分に自信が持てない」「気持ちが落ち込む」などの回答もあり、精神的にも影響があることが分かりました。                                              約50%の子どもが医療機関を受診しない理由として「お金がかかるので、親に言い出しにくいから/お金がかかるから」と考えています。その反面、保護者は「ワキ汗で医療機関に行くのは大げさだと思うから」と考えているようです。この結果から、医療機関で治療を受けたいと思っている子どもとは対照に、保護者は治療を受けるほどではないと考えていることが明らかになりました。                                   *藤本 智子, ほか. 日臨皮会誌. 2023; 40(2):170-180. 中高生の腋窩多汗症に対する認識調査:中高生患者と母親を対象としたインターネットアンケート調査(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jocd/40/2/40_170/_pdf/-char/ja

多汗のために医療機関を受診するのは決して大げさなことではありません。保険診療で効果を期待できる薬も処方してもらえますし、医師に相談したりアドバイスを貰ったりすることもできます。お子さんの対人関係への影響や、勉強や部活への集中力の低下といった困り事を解決できる可能性がありますので、医療機関で治療を受けることをおすすめします。

福岡県では子ども医療費支給制度(自治体によって年齢、支給額が異なります。)がありますので、保険診療費の負担額を抑えることが出来ます。

*福岡県ホームページで、子ども医療費支給制度で検索してください。自治体毎の支給額が分かります。

げん気クリニックではワキ汗の治療を積極的に行っています。悩まずにご相談ください!

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