メディカルダイエット外来(肥満外来)
当院では、生活習慣病とメタボリックシンドロームの予防をを目的としてメディカルダイエット(医療肥満外来)を行っています。
肥満症は単に❝体重❞の問題ではなく、心血管系疾患、腎疾患等の命に関わる健康リスクを増加させます!
肥満症を治療すること(体重を減らすこと)は、生活習慣病を予防して健康的な生活の維持に繋がります。
❝げん気クリニック❞では無理なく体重を減らせるサポートを行っています。
※メディカルダイエット外来(肥満外来)は自由診療ですので、診察・検査・薬剤の処方全てが自費となります。
・サノレックス(1日1錠服用する内服薬;食欲中枢抑制薬) 詳細はこちら>>
・ウゴービ (週1回タイプの自己注射薬;持続性GLP-1受容体作動薬) 詳細はこちら>>
世界保健機関 (WHO) 2016年のレポートによれば、BMI 30kg/m2以上の世界の肥満人口は6億5000万人を超えました。これは、世界の18歳以上の人口のおよそ13%に該当します。
WHOの診断基準では、BMI 25kg/m2以上を過体重、BMI 30kg/m2以上を肥満と定義しています。
日本人におけるBMI 30kg/m2以上の肥満者の割合は、令和元年国民健康・栄養調査報告によると、4.5%と報告されているので、世界の肥満者の割合に比べると少なく見て取れます
ただし、肥満に起因ないし関連し、減量を要する健康障害が日本人に少ないかというと、そうは言いきれません!
参考: 日本では、日本肥満学会が判定する肥満の定義はBMI 25kg/m2以上です。
肥満の判定と肥満症の判断基準
●肥満の定義
脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態で、体格指数 (BMI=体重 [kg] / 身長 [m]2)≧25のもの。
●肥満度分類の判定
BMIに基づき表<肥満度分類>のごとく判定する。また、BMI≧35 (≧肥満3度) を高度肥満の定義とする。
●肥満症の定義
肥満に起因ないし関連する健康障害を合併するか、その合併が予測され、医学的に減量を必要とする疾患。
●肥満症の診断
肥満と判定されたもの(BMI≧25)のうち、以下に示す『肥満症の診断に必要な健康障害』を合併する場合、肥満症と診断する。
1. 耐糖能障害 (2型糖尿病・耐糖能異常など)
2. 脂質異常症
3. 高血圧
4. 高尿酸血症・痛風
5. 冠動脈疾患
6. 脳梗塞・一過性脳虚血発作
7. 非アルコール性脂肪性肝疾患
8. 月経異常・女性不妊
9. 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
10. 運動器疾患 (変形性関節症:膝・股関節・手指関、変形性脊椎症)
11. 肥満関連腎臓病
肥満症は単に❝体重❞の問題ではなく、心血管系疾患、腎疾患等の命に関わる健康リスクを増加させます!

サノレックスは、1992年に内服するだけで食事量を減らすことが可能である国に認められた「食欲抑制剤」です。主成分はマンジドールであり、脳の視床下部に働きかけ、食欲自体を抑えることができるため自然にカロリー摂取量が減り、体重を落とすことが可能となります。また、代謝を上げる性質もあり食欲を抑えながら計画的なダイエットを補助するお薬です。
適応
肥満のお薬~サノレックス~は、以下のような方に適しています。
・食欲を抑えたい方
・重度の肥満の方(BMI 35以上の場合、保険診療で処方可能です)
服用方法
・スタート時
昼食の30分前にサノレックスを1錠服用します。スタート段階で効果があると診断した
場合は、1日1錠で服用を続けます。
・増量
スタート段階で効果が不充分な場合、昼食と夕食のそれぞれ30分前にサノレックスを
1錠服用し、1日の合計服用量を2錠にします。
服用期間
服用を続け、サノレックスに慣れてくると、その効果が時間とともに減少することがあるため、最初の服用期間は3ヶ月までが適切です。
サノレックスの休薬期間
サノレックスには向精神作用・依存性があるため、漫然と長期に服用すると依存症がでる可能性があるので、正しい服用方法を守るようにしましょう。
最大服用期間は3ヵ月までとなっており、その後は6ヵ月間の休薬期間が必要となります。
また、服用して1ヵ月以内に効果実感を得られない場合は服用を中止する必要がございます。*休薬期間の後、また3ヵ月連続で服用可能です。
この3ヵ月の期間にしっかりとダイエットを行うことが、メディカルダイエットの成功のカギです。
副作用
サノレックスは脳・自律神経に作用するため、まれに副作用が出ることがあります。重い副作用はほとんどありませんが、口の渇きや便秘、睡眠障害が発生することがあります。便秘や睡眠障害にはそれぞれの治療薬を使用して対応が可能です。また、頭痛が起こることもあるため、予期せぬ体調不良が発生した場合は、ご来院ください。
注意点
サノレックスの服用は、医師の指示に従って行ってください。またサノレックスは、単独で劇的な減量が期待できるわけではなく、正しいダイエット法と併用して効果を発揮する薬です。食生活の改善や適度な運動を取り入れることで、より効果的なダイエットが実現できます。
処方できない方
・閉塞隅角緑内障・重症高血圧症・心臓・膵臓・肝臓・腎臓に重度の障害がある
・脳血管障害がある・精神疾患がある
禁忌や服用注意の対象に当てはまらなくても、気になることは医師にご相談ください。
*げん気クリニックでは適切なダイエットをサポートするために定期的な診察を行います。
診察時は体組成検査(InBody)を行い、体重、体脂肪等の推移を計測いたします。
体組成検査(InBody検査)費用として別途¥550(税込)が必要となります。
サノレックスの処方は
・初診時 2週間分(InBody検査)
・2回目 2週間分
・3回目以降 4週間分(InBody検査) *1か月ごとの診察+InBody検査
*サノレックス(0.5mg)1錠 ¥440となります。
初診時より3か月の服用となります。その後は、休薬期間6か月となります。
令和6年2月、厚生労働省より「肥満症」の治療薬としたウゴービ(セマグルチド)が正式に承認されました。
当院ではメディカルダイエット外来の治療薬として令和8年1月よりウゴービ を加えました。
ウゴービ皮下注(セマグルチド)の効果や作用機序について
ウゴービの有効成分であるセマグルチドはGLP-1受容体作動薬と言われ、既に糖尿病治療薬として「オゼンピック皮下注」という薬剤名で使用されています。
GLP-1は、脳の満腹中枢に作用して食欲が出過ぎることを抑えたり、胃内容物の排泄を遅らせて満腹感を高めたりすることで、体重減少作用があります。
投与方法は「オゼンピック」と同様、週1回皮下注射を行います。
用量は0.25㎎、0.5mg、1.0㎎、1.7mg、2.4mgの5段階があり、0.25mgからスタートし4週毎に増量することが可能です。
「ウゴービ」の効果
日本人を含む肥満症患者を対象とした国際共同試験「STEP1試験」では治療開始から68週後の体重変化の評価として、
ウゴービ2.4mg群でマイナス13.2%
ウゴービ1.7mg群でマイナス9.6%
プラセボ群でマイナス2.1%
ウゴービ2.4mgの体重減少効果が示されました。
主な副作用(5%以上);頭痛、食欲減退、悪心、嘔吐、下痢、便秘、消化不良などの胃腸障害
重大な副作用;低血糖(頻度不明)、急性膵炎(0.1%)、胆のう炎、胆管炎、胆汁うっ滞(頻度不明)、イレウス(頻度不明)があります。
*定期的に血液検査等を行います。気になる症状があればお伝えください。
「ウゴービ」 の使用方法
初回の受診時
身体測定・生活習慣の聞き取り・血液検査を行います。説明書と同意書をお渡しします。
2回目の受診
初診の数日後に、血液検査の結果説明。肝臓や腎臓に大きな問題がなければ、メディカルダイエットの開始です。
クリニックナースより、ウゴービ注射の打ち方の説明・指導を行います。
初回0.25mg (開始用量)で、原則として2週間分(2本)処方します。
3回目以降の受診
治療効果を確認し、ウゴービの処方を継続していきます。
体重減少の効果や、副作用の状態を確認し1.0mg (維持用量)への増量を検討します。
適宜、体組成(InBody)検査、血液検査を行います。金額はすべて税込みです。
【薬剤の費用】
・ウゴービ 0.25mg:1週間分:3,300円 2週分:6,600円 4週分:12,100円
・ウゴービ 0.5mg:1週間分 5,500円 2週分:11,000円 4週分:19,800円
・ウゴービ 1.0mg:1週間分 9,900円 2週分:19,800円 4週分:35,200円 (すべて税込み)
*ウゴービの処方は原則2週間分となります。
*別途初診料1,100円 心電図検査、血液検査、体組成検査(InBody)費用負担があります。
