リンパ浮腫とは?
腕や足が腫れて、困っていませんか?
乳がんや子宮がん、前立腺がんなど、がんの手術や放射線治療を受けた後、腕や足などに浮腫(むくみ)が現れることがあります。
このようにリンパの流れが悪くなり起こるむくみをリンパ浮腫(ふしゅ)と言います。
当院では、リンパ浮腫と診断された方を対象に、医療徒手リンパドレナージや弾性着衣の装着、セルフリンパマッサージの指導や日常生活の指導などを行い、症状の緩和を目指します。
リンパ浮腫外来の対象となる方
乳がんや子宮がん、大腸がんや前立腺がんなど、がんの手術や放射線治療後で、腕や足が腫れている方、もしくは腫れてはいないが兆候(腕や足がだるい、疲れやすい、むくんだ感じがするなど)がある方、または予防したい方。
※上記手術、治療歴には該当しないが、腫れが生じリンパ浮腫と診断された方。がんの治療中で腕や足が腫れてつらい方
リンパ浮腫の治療
医療徒手リンパドレナージ
エステなどで行われている「リンパマッサージ」や、美容用の「リンパドレナージュ」は疲労回復やむくみや冷えを抑えるといったリラックスや痩身目的の意味合いであり、あくまでリンパ浮腫やむくみの治療が目的の医療用『リンパドレナージ』とは根本的に異なります。
リンパ浮腫の治療が目的であれば、専門職のもとでリンパドレナージを行ってください。
弾性着衣の処方、装着指導
着用することで圧迫した状態を作り出すことができる弾性着衣(アームカバー状のスリーブ、下肢用のストッキングなど)を着用したままで行う運動療法(エクササイズ)の指導を行います。
弾性包帯による圧迫療法、装着指導
強い弾力のある包帯(バンテージ)を巻くことで圧迫した状態で行う運動療法の指導を行います。
その他、セルフリンパマッサージ指導、スキンケア指導、圧迫下での運動療法の指導、日常生活指導を行います。
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